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スポーツ上達のメンタル、7つの要素 アバンド契約選手(トライアスリート)竹谷賢二

⑥逆もまた真なり、考え方を変える(思考の確立)

中心から末端へ、上から下へ、大から小へという流れと、原因と結果という因果を理解するときに、「逆もまた真なり」と考え方を変えてみることもおすすめです。
原因があって結果がありますが、結果から原因を探し出すこともあります。

例えば原因=動き、結果=速度としてみたとき、マラソンを2時間で走るトップ選手の全力で走る動きを真似て全力で4時間で走るのが果たして適切と言えるのか、逆にトップ選手が4時間で走るときの楽々な動きを真似て楽々4時間で走れるようになるのが適切なのか。
脚の筋肉の力感があって腕も大きく振って速く走っているように動けているのに、実際は呼吸と心拍数ばかり上がりスピードは上がらないといった事例があります。

速度は上がらないという結果を見ると、脚の力感、腕の振りといった動きが速度の上がらない原因だと考えると、脚の力感は推進力ではなく上下動へ、余計な緊張と力みを生み出しているかもしれません。体の負担ばかり増えて、速度が上がらないという結果になるのです。
速い人の走りを見たりアドバイスをもらったりして部分的・断片的に変えてみて、例え良い感触が得られたとしても、出せる速度に足して過不足ない動きと体力負担という点を考慮して、結果として速度を維持出来ならなければ徒労に終わります。

考え方を変えて、速度に合わせた最小の力感と動きを身につけるというやり方もあります。速く走ろうとせずゆっくりな速度で良し、という結果を先ずは決めて、その中でどうしたら楽に無理や負担なく走れるのか、という最小の動きを身につけるのです。

時速12キロから動きを大きく強くしていくことでさらに速くなると考えるのか、12キロを小さく弱く負担なく出せるのが良い動きなのか。どちらも正しいアプローチではないでしょうか。

これで良いはず、これが絶対、これが一つの正解、と頭で決めつけて妄信的にならずに、こうなるのは(結果は)、どうしてだろう何故なんだろう(原因)と常に考えていきましょう。
大人になると頭で理解して、体で実践という順番が重要になりますが、実践したことを頭で理解するという「逆もまた真なり」です。
分かる=出来る、出来る=分かる、運動の上での“本当の理解”とは実践出来てこそ理解していると言え、理解しているのに実践できないのは“本当の理解”に到達していないからです。

時間軸で捉えると、“原因からみた結果”、“理解してから実践”は未来の予測であり、“結果からみた原因”、“実践してから理解”は過去の振り返りです。
過去を振り返って今を知り、未来を予測して今動くことが大切ですね。